怒る?叱る?

平成的子育て

近頃、虐待のニュースが多すぎるせいか、子供の躾について色々と議論されてるわね。

親による虐待はその親の親からの負の連鎖だとか、
虐待する親は感情任せの未成熟な人間だとか、
躾という名の虐待だとか。

「怒るんじゃなくて、叱らないとダメ。」
って言葉は昔から言われてるけど、正直私にはその違いがよく分からない。

“怒る”のは自分の感情を相手にぶつけること、
“叱る”のは相手のことを思って行動すること、なんて心理学では言うらしいけど、
子供が何かしでかした時に、いちいちそんな小理屈を考える時間はない。
いや、そもそも、時間をかけて考えたところで、そんな聖人みたいなこと、私には分からない。

親も人間。我が子に対して腹が立つこともある。
「そういう時は一呼吸おいてから叱ると良い。」
と何かで読み、実践したことがある。

・・・ムカッ(-_-メ)
・・・いや待て待て…。
・・・ここは深呼吸…(-_-;)

やってみて分かったこと。

一呼吸なんかで怒りはおさまらない!!!

というか、躾は時間が勝負。
子供が何かしでかした直後にやらないと!!!
こっちが一呼吸おいてる間に、子供はとっとと逃げてくわよ!!!

というのは私の持論でね。
教育者達がテレビで語ってる論が、学術的には正しいんでしょうね。
でも、敢えて反論したい。

事件は現場で起こっている。

現場は血生臭い真剣勝負。

人間の数だけその性質があるし、どんな方法で“叱る”のが一番心に響くのかなんて、まさに十人十色。
やってみなけりゃ分からない。
そう。

やってみなけりゃ分からないのよ!!!!!

「怒りそうになったら一呼吸おいて深呼吸。それから自分の感情によって子供を傷つけないように言葉を選んで叱る。」

はぁ!?
そんなことやってたら、日が暮れまっせ。
あ、もしかして、家電とか買ったら取扱説明書をしっかり読み込んでから使うタイプ?
私はとりあえず使ってみるタイプ♡

とこんなふうに思うようになったのには訳がある。
私も、子供の叱り方について悩んだ時期があった。
悩みの原因は、まさに“子育てマニュアル”。
叱るという行為に限らず、色々なことがマニュアルどおりにできない自分が情けなくて、自分に腹が立って、そのイライラが子供に向かってしまって、自己嫌悪…。
こんなことの繰り返しで、ホトホト疲れてしまったわけ。

そこで、私は娘が通っていた保育所の園長先生に相談した。
プロに聞くしかない、と思って。
でも、実際はどんな子育てをすれば良いかっていう相談じゃなくて、自分の不甲斐なさを聞いてもらっただけのような面談になったんだけどね。
で、私は園長先生の一言に救われた。

「完璧な母親になろうと思うからよ~」

確かに、私は完璧主義なところがある。
子供に対しても、完璧なお母さんでありたかったし、完璧な人生の先輩でありたかった。

でも、園長先生の一言で目覚めた。

・・・そうか。
・・・そもそも私って、完璧じゃないじゃんっ。
・・・片方の眉毛を描かずに出勤したこともあったじゃんっ!
・・・ズボンのケツが裂けてるのを同僚の男に指摘されたこともあったじゃんっ!
・・・そんなんで完璧な母親なんかできるわけないじゃーんっ!!!

これで一気に楽になった。
当たり前だけど、完璧じゃない自分を許せるようになったのよ。

腹が立つこともある。
感情任せに怒鳴ることもある。
全部放り出したいこともある。

それでいい。
その度に反省すればいい。
最初からできる人なんていない。
母親として、娘と一緒に成長すればいい。

自分を許すってことが、こんなに大切なことだと初めて知った瞬間だったわ。

ただし、自分を許していい条件がある。

我が子を自分の全てだと言えるくらい大切に思っていること。

当たり前のようだけど、これが伴わないと育児放棄とか虐待が起こってしまうものね。

虐待のニュースって見聞きすると辛いからあまり見ないようにしてるんだけど、それでも思うことはある。

過度な躾の延長に虐待があるんじゃない。
虐待は、自分を許していい条件をクリアしていないのに許した人間がやる殺人、もしくは殺人未遂。
しかも、100%自分が勝てる相手を。

ヘドが出るほど胸糞が悪いわ。
虐待の内容をそっくりそのまま、そいつにやってやるといいのよ。
大人な分、もっと濃い内容にするっていうオプション付きで。

なんて、物騒な話になってしまったけれど、最後にひとつ子豚ちゃん達に提案があるのよ。

万が一、自分がやっている子育ては、もしかして虐待なのかな…?
と不安に思っている子豚ちゃんがいるなら、身近にはいくらでも相談窓口があるから、思い詰めないでほしいのよ。
思い詰めるとね、不安やイライラが子供に行ったり自分に返ってきたり、いいことなしなのは私が実証済み。
ない頭であれこれ考えるより、とっととプロに相談しなさいな。
窓口に行くのに抵抗があるなら、電話対応もしてくれるはずだから。
児童相談所、保健所はもちろん、女性相談センターとか子育て支援センターなんてものもあるわよ~

ところで、自分を許した後の私。
娘1号が2歳の頃、テーブルの上に上がることを覚えた。
もちろん、こんなことでは腹も立たないから、
「ここはご飯を乗せる所だから、1号ちゃんが乗っちゃダメだよ。」
と優しく諭したわよ。

ところがどっこい、うちの娘、そんな女神対応ではくじけるもんか。
また上がって喜んでいる。

・・・くっそー…(-_-;)
・・・なめやがって…。
・・・見てろよ…。

当時、娘1号には大嫌いなお面があった。
なんか気色悪いひょっとこのお面。

そのお面を床に置き、内部にミニカーを忍ばせた…。

・・・ふっふっふ…。
・・・さあ、来い…。
・・・さあ、上がるが良い…。

ひょっとこに気づかない娘1号、意気揚々とテーブルへ。

今だ!!!!!

ひょっとこ、発動!!!!!

すごい勢いでリビングの床を走り回る気色悪いひょっとこと、泣き叫ぶ娘1号。

腹を抱えて笑ったわ…。

あら、これって、虐待かしら?

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